踏みしめて

 カメのように一歩一歩しっかり踏みしめて、前へ進んで生きたいな、と思ってます。

歴史的資源を活かしたまちづくり

歴史的資源を活かしたまちづくり 11月に所管事務調査で千葉県香取市佐原に行ってきました。歴史的資源を活かし、昔の雰囲気を出すために好い具合に修景されています。商店街の生き残りをかけた選択で成功した例の一つとなります。

 再開発の目途は立たず商圏は縮小、経済活力は低下し停滞ムードがまちを覆う中、生涯学習ブームが到来し伊能忠敬が脚光を浴びることになりました。昭和63年(1988)ふるさと創生資金の使い道アイデアを募集したところ、「伊能忠敬」「古い町並み」に関する回答が多数を占めたそうです。その後、平成元年(1989)に市職員の勉強会として「地域づくり研究会」が発足され、翌2年(1990)には住民と市職員による勉強会「まちづくりを語り合う場」が発足されました。さらに、平成3年(1991)に「小野川と佐原の町並みを考える会」(現NPO)が発足され、佐原市三菱館で観光案内を始めながら住民による建物調査が開始されました。翌4年(1992)「小野川と佐原の町並みを考える会」が保存計画を提案し、「佐原市佐原地区町並み形成基本計画」が作成されました。平成6年(1994)に「佐原市歴史的景観条例」が制定され、補助制度による建物修理が開始されました。相互補完による官民協同体制がスタートしたのです。後はとんとん拍子に事が進み、平成9年(1997)に「重要伝統的建造物群保存地区保存修理事業」が文化庁により開始されました。

 事業を進める上で、調整役として住民と行政の間に立ち草分け的存在となったのが「小野川と佐原の町並みを考える会」(現NPO)です。重伝建地区に選定されたときの住民同意率はなんと92%にも達したそうです。

 その後も続々と町づくり団体が登場し、活性化に尽力されているそうです。


整備事例
歴史的資源を活かしたまちづくり


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この記事へのコメント :
銚子に転勤してから佐原の夏と秋祭りに行ってきました。森町のような、どこか懐かしくホッとする雰囲気の鉢でした。カメさんの写真を見て、以前、以後の変化が分かり納得しました。佐原祭りも森の祭りと同じようにお囃子のCDが売られていたので買って聞いています。商人の街らしく明るい調子です。森町でも、昔のように花屋台で、佐原のような手踊りができると楽しいですね。
町並み保存は、歴史の保存です。建て直す時、町並み保存補助金があれば良いですね。それと、昔からの本町、中町などの人たちが理解してくれたら、家の新築、改築のときから町が変わっていくでしょうね。行政の後押しも必要です。カメさんの夢が育っていくことを応援します。
Posted by 鈴木 淳 at 2010年12月11日 17:34
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