踏みしめて

　ついに鳩山首相と小沢幹事長は辞任を表明しましたね。この八ヶ月間鳩山内閣をメディアを通じて見てきた私は、与党の責任の重大さというものが改めてよく分かりました。

　鳩山氏は小沢氏を道連れにし、次の総選挙にも出馬しない方針を表明しました。政治と金の絡みを払拭し、目指してきたクリーンな民主党をアピールするためのようです。しかし、これだけでは難問だらけのマニフェストと金絡みの政治、普天間基地移設問題は解決できません。前原氏はリセットしてスタートと言っていましたが、次の首相もこれらの問題をそのまま引き継ぐだけで、何も変わらないどころか更に大変になるのではと思います。

　もし、本来の民主党に戻りたい、一からやり直したいと思うなら、解散総選挙しかないと私は思います。そして、今回の反省を踏まえ、マニフェストも全て見直し、理念がぶれないクリーンな民主党政権を目指すべきです。また、米軍基地の問題についても、新たな気持ちでしっかり向かい合って、じっくり話を進めていくべきです。

　小沢氏は鳩山氏同様引退をしてもらうのが得策だと思います。選挙は前回のように大勝ちできず、負ける可能性も十分出てくると思いますが、大敗はしないと思います。今のままでは大敗するでしょうね。