地域医療の概念として、1次・2次・3次という段階的に分担された医療システムがあります。1次医療では、日常的な軽疾患から非日常的な重疾患まで全ての疾患に対応し、適切なトリアージを行い、重傷度や緊急性などにより必要とする地域の専門医療機関へ紹介していきます。分かりやすく言うと、1次医療は、総合的な診療を行う地域の『かかりつけ医』(家庭医)ということになります。
2次医療では、紹介された専門疾患に対応し、治療に専念しますが、更に特殊性のある治療が必要と判断した場合、3次医療であるスーパー専門医療機関へ紹介していきます。
現在、中東遠医療圏では、1次医療機能が非常に弱い状況にあり、2次・3次に値する公立病院が、1次医療も差別なく対応しているため、本来の機能が発揮しづらく、患者側の要求と医療側の対応のズレも散見されています。特に、菊川市と森町は、開業医の不足している地域とされています。
こうした状況を改善するため今回、磐田市、菊川市、森町の2市1町による、家庭医養成プログラムをスタートすることとなりました。研修医の研修期間は3ヵ年で、平成22年4月より開講します。
森町病院としては、将来的な期待と、現状では医師確保という病院運営にプラスメリットも期待できます。しかし、同一施設内での取り組みでは、多様な疾患に対処できる自立した家庭医を育成することに弊害を来す可能性があるため、森町病院外来診察室とは別に外来センターを設けることとしました。場所は、検査などの機能面を確保するため、森町病院北側の職員駐車場を候補地としています。開業は、研修2年目に当たる平成23年を予定しています。
2次医療では、紹介された専門疾患に対応し、治療に専念しますが、更に特殊性のある治療が必要と判断した場合、3次医療であるスーパー専門医療機関へ紹介していきます。
現在、中東遠医療圏では、1次医療機能が非常に弱い状況にあり、2次・3次に値する公立病院が、1次医療も差別なく対応しているため、本来の機能が発揮しづらく、患者側の要求と医療側の対応のズレも散見されています。特に、菊川市と森町は、開業医の不足している地域とされています。
こうした状況を改善するため今回、磐田市、菊川市、森町の2市1町による、家庭医養成プログラムをスタートすることとなりました。研修医の研修期間は3ヵ年で、平成22年4月より開講します。
森町病院としては、将来的な期待と、現状では医師確保という病院運営にプラスメリットも期待できます。しかし、同一施設内での取り組みでは、多様な疾患に対処できる自立した家庭医を育成することに弊害を来す可能性があるため、森町病院外来診察室とは別に外来センターを設けることとしました。場所は、検査などの機能面を確保するため、森町病院北側の職員駐車場を候補地としています。開業は、研修2年目に当たる平成23年を予定しています。
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