踏みしめて

 カメのように一歩一歩しっかり踏みしめて、前へ進んで生きたいな、と思ってます。

それぞれの役割と出会い

学習用屋内表示パネル 昨日、静岡県地球温暖化防止活動推進センターの地域別研修に参加しました。今回は掛川が会場で、NPO法人「WAKU WAKU西郷」さんの取り組みを研修してきました。本日の朝刊にその様子が出ていましたね。

 WAKU WAKU西郷さんは、西郷小学校の保護者の有志が中心に組織されたようです。主な活動は古紙回収で、その収益金を使って環境学習に通ずる事業を展開しています。そして昨年度、STOP温暖化アクションキャンペーン静岡県で、地域活動部門県グランプリを受賞しました。本年度は全国大会に向け活動中です。

太陽光発電パネル10kw 古紙回収の収益金で、太陽光発電設備を西郷小に設置したと聞いたときは驚きました。総工費約1,500万円かかったそうで、古紙回収で得たお金は約500万円、残りの1,000万円は環境省からの補助金だそうです。

 感心したのは、古紙回収倉庫として学校に設置してある倉庫は、24時間体制になっているそうです。つまり、いつでも古紙を持っていけるということです。6畳位の倉庫がだいたい2週間でいっぱいになるそうで、年間200万円ほどの収益があるそうです。その収益金はすべて環境学習のために使用していくとのことでした。

雨水貯水タンクグリーンカーテン
 ソーラー設備が設置されてからも、雨水を貯めるタンクの設置(花壇の水撒き等に使用)、教室を涼しくするためのグリーンカーテン(みどりのカーテン)の設置などを実施しています。

 もうひとつ驚いたことは、わずか2年ほどでこのような事業が急ピッチで進んだということです。この裏には行政の強力なバックアップがあったようです。それはお金ではなく、情報提供や事業の進め方が主だったようです。参加された皆様方からも、「我々が持ちかければまず門前払いだよなぁ」そんな言葉が大半でした。市の担当課、特に上層部の環境に対する意識の高さが、ここまで導いたと代表の方は言っていました。

 地球温暖化が世の中で叫ばれるようになり、当センターの設置や自治体の環境に対する意識の高揚、地域性や人間関係、これらすべての出会いとタイミングがマッチした事業だと思いました。ある参加者から、「マイバッグが急激に進行したけど、10年以上前から訴えていた方々が、ないがしろにされ不満を漏らしていた」そんな事を言っていました。その理由の大きなひとつは、表に出た人出なかった人双方の情報の無さが原因だったようです。やはり情報源は行政でしょうか。

 地域、学校、行政、人、企業みんなが環境に関する知識や情報を共有し、それぞれの役割をしっかり認識することが大事だと思いました。そしてそれは環境のことだけではないんですね。

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