踏みしめて

 カメのように一歩一歩しっかり踏みしめて、前へ進んで生きたいな、と思ってます。

電脳コンペ

電脳コンペ 昨晩、森町商工会情報推進委員会が主催する「第3回電脳コンペ」が開催されました。今回は、寺田建築さんとサウンドミュージック管楽器さん、地域デザイングランドさん、そして森町商工会の4事業所が事例発表をしました。

 寺田建築さんは元来祭りの屋台(山車)を製作する職人さんです。しかし営業ができる者が1人もいず、口コミだけで仕事をまわしていました。そこに若い息子さんのアイデアと知識でネットを使った経営戦略が加わりました。ホームページを主軸にブログを展開し、口コミだけのうわさではなく真実をタイムリーに伝えることに専念したそうです。同業との格差付けで、自身が製作したことが一目で分かる技術を紹介したり、手がけた屋台が参加する祭礼を紹介したりすることで、更に付加価値を上げているようです。今ではコンスタントに仕事が入るようになり、安定した経営となっているようです。 ホームページ右寺田建築  ブログ右寺田建築森町JAPAN

 サウンドミュージック管楽器さんはヤマハを退職後、40年間培ってきた管楽器製作のノウハウを活かし修理屋さんを開業しました。こうした特殊な仕事は広範囲に商圏を持たないとやっていけません。そこで活用したのがホームページでした。お金を掛けないよう無料サーバーを使用し、廃棄寸前の楽器を新品同様に修理して中古品販売も展開していきました。全国の大勢の方々からアクセスをしてもらうために、ヤフーオークションにも出品したり、わずかですが名品も扱ったりすることで、かなりの方が興味を持ってアクセスしてくれるようになったそうです。今では、年間売上の約8割がネットでの受付だそうです。 ホームページ右サウンドミュージック管楽器

 地域デザイングランドさんはイベントのポスターやチラシ、ホームページなどをデザインする企画屋さんです。こうした仕事はデジタル技術を駆使して行われるものかと思いがちです。しかし実はそうではなく、依頼者の思いやそれを見る人たちの気持ちを細かく察知して、自分の中でテーマやコンセプトを固めていきます。テーマが決まると数千枚単位の写真を撮影し、その中からこれだという写真を数枚ピックアップするといった殆どアナログの世界です。そこから始めてデジタルに突入するそうです。最も大事なことは説得力とインパクトのあるビジュアルづくりと展開で、その大半はアナログの作業にあるということなのです。

 最後に森町商工会の発表は昨年3月にリニューアルした商工会ホームページについてでした。特定の職員しか触れなかったホームページを全ての職員に更新できるようにしたい。そんな思いからリニューアルしたサーバーが、話題のクラウドコンピューティングです。ソフトやサーバーを自ら所有するのではなく利用することだけに着目した考え方です。これは便利なだけでなく、従来のコストと比較しても安価であるということです。更にセキュリティについても万全な体制が整えられていることが商売上の絶対条件となるようです。全国各地の自治体も注目していて、行財政改革の一役を担うことを期待しています。新ホームページは殆どブログ感覚で更新できるので、商工会職員全員がタッチしているそうです。 ホームページ右森町商工会

 昨晩はとてもいい発表をたくさん聴かせていただきました。ありがとうございました。お疲れ様でした。

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この記事へのコメント :
こんばんわ。
「スローライフ、ハードライフ」のろうと申します。
電脳コンペお疲れ様でした!

こちらの記事をボクのblog記事にリンクさせて
頂きました。
もし不都合があれば即刻リンクを解除させて頂きます
ので仰って下さいm(_ _)m
Posted by ろうろう at 2011年02月11日 22:29
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