踏みしめて

　煙草の値上げ、子ども手当、公立高校授業料無料化、地方交付税１兆円増など、来年度予算の大枠が固まってきたようですね。実質増税であったり、地方負担も必要であったりと、公約通りには中々行かないようです。

　官僚政治にメスを入れ、無駄を見つけて余分な支出を削減しようとしたことは高く評価できます。しかし、一つ大事なことを忘れているのでは…？

　地方分権・地域主権を早期に進めて、国会議員や官僚の数を半分にする、若しくは人件費を半分にする。こうした動きを見せてくれなくては、いっこうに日本は良くならない。いつまでたっても借金大国から逃れられない。

　現状を見ていると、全くそんな動きが見あたりません。国がやること、地方がやることと仕分けをしているようですが、地方が困っているから国にお願いするわけで、地方が出来る基礎を作っていただかなくては、ただのパフォーマンスで終わってしまいます。また地方も、いつまでたっても中央に頼りっぱなしで自立できません。

　与野党云々よりも、一致団結して日本を再生していただきたいものです。