踏みしめて

　景気が低迷している中では就職も中々厳しいようですね。そんな中で、自分の目標を持った方は、希望に添った職を必死に探しているようです。自分の能力を活かせる職、将来の目標に向かってのステップとしての職、給料が高い職、将来的に安定している職、株式に上場しているような大企業、年齢制限枠に収まる職、生計が立てられる収入が得られる職等々様々な希望に添って就職活動をされていると思います。

　以前講演で、職業に対する偏見の例を聴きました。それは、保険の外交員を始めたご主人とその奥さんの会話で、「あなた、親戚だけには勧めないでね！」、「よし、分かった！」。病院を開業したご主人とその奥さんの会話で、「あなた、親戚だけは診ないでね！」、「俺は、ヤブ医者か！」。前者の会話は納得してしまう方が多いと思いますが、後者の会話は冗談だと笑ってしまう方が多いのではないでしょうか？そこに職業に対する偏見があると講師の方が言っていました。病気を治す事は人のためになります。保険は、人のためにならないのでしょうか？

　私が子どもの頃、「はたらくおじさん」という番組をよく見ていました。いろいろな職業をテーマに、働く姿を紹介する番組です。汗水流して一生懸命働き、それが社会のためになっている事がよく分かる番組でした。

　講演の中で、どんな職業でも、自信を持つ事が大事だと言っています。それを４つの自信として、自信の柱としているそうです。①会社に対する自信②商品に対する自信③職業に対する自信④自分に対する自信、これら４つの自信を徹底的に磨き上げ仕事をすれば、必ず成果が上がるそうです。

　また、自信と同時に身につけなければならないのは、目的（理念）だと言っています。自分が扱っている商品で、どうやったら人を幸せにする事ができるのか、しっかり考える事です。

　これらの事を徹底してやっていれば、欲しいものは必ず後から着いてくるそうです。