付加価値
地域再生実践フォーラムプログラム
「地域ブランドによる地域の活性化」より引用
湯布院温泉観光協会専務理事桑野和泉氏(玉の湯代表取締役)
湯布院温泉は過去40年以上にわたって、滞在型保養温泉地を目指して事業を展開してきた。具体的には、旅館を大型化せず囲い込まず、地域に開き、地域の資源を磨きながら、地域全体でおもてなしする方法論を確立し実践してきた。また、美しい田園風景からもたらされる農畜産物に湯布院らしい付加価値をつけ、美味しい料理、物産を提供して好評を博している。料理研究会も活動。
30年以上続く「ゆふいん音楽祭」「湯布院映画祭」も単なるイベントでなく、演奏家や監督らと地元との交流、観客との交流にも重きを置いている。
由布院では、まちづくりを「100年の計」で取り組んでいくことを理念に、地域に根ざしたふるさと産業をおこしてきた。そのため、今後も引き続き、小規模で内発的な発展形式で事業の展開を目指していくが、外部資本の開発圧力が、ここ数年また激しくなった。地域資源を守るため、新たな仕組みづくりが必要である。
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